🍂催し物が盛んな秋🍂

その後、皆さんお元気でしょうか?

👇以下の記事を書きながら

日常の雑事に追われていたら、

もう秋ではなく師走ではないですか!?

日々、書きたいことが沢山あるのに

頭の中にたまる情報と

座って書くことのスピードが

全く一致しないまま月日が過ぎていっています💦

ブログを更新出来ていないことに

焦りと罪悪感すら感じていましたが。。。

ふと

「書く時間をみつけられないのは、

ちゃんと今を生きているからだ!!」と

私なりの素敵な言い訳をみつけたら

急に心が軽くなりました。

「便りの無いのは元気な証拠」とはよく言ったものです。

当初よりもイスラマバードでの私の生活が

充実してきたということだと理解することにしました😊

せっかく書き始めていた下書き👇は

少し時期がずれてしまいましたが

仕上げてアップすることにしますね。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

10月辺りから、ここパキスタンでも日本と同じように

コロナ感染者数が減ってきています。

(と、これまたこの文章の下書きを仕上げられずにいる間に

南アフリカを中心に、

各国で新種のオミクロン株が出現しています。

先日、パキスタンでもカラチでオミクロン感染者が出てしまいました💦

オミクロン株が、また世界で猛威を奮わないことを祈るばかりです。

そして、これまでのワクチンの成果がありますように。。。

一人でも多くの命が守られますように。。。)

イスラマバードでは、

この一か月ほどで

朝晩、そして日陰であれば日中もセーターやショールが必要な季節になりました。

デルタ株感染者の減少とワクチン接種が進むと共に、

飲食店や店舗の営業規制が少し緩やかになり

私も、これまでよりも、外出する機会が増えています。


そんな中、急に訪れた寒さ対策で

あれこれと模索をしたお話は、

数回に渡って「Seiko🌸の独り言」のコーナーに記してみました。

ご興味のある方は、是非こちら👇を覗いてみて下さい。

パキスタンでは、肌寒い季節が一番外で過ごしやすい季節なので

ここぞとばかりに屋外でのイベントやパーティーが増えるようです。

また、こちらでは、毎年11月が結婚式シーズンだそうです。

結婚式ラッシュが続き、

ともすると、こちらの方々は

一日に3つも結婚式を掛け持ちすることもあるそうです。



そして、結婚式のみならず

11月に入ってからイスラマバードでは、

街のところどころで

パキスタンの手工芸品や食べ物のスタンドが並ぶフェスティバルも

開催されています。



先日も、Lok Virsaというこちらの歴史博物館の敷地内で

パキスタン各地の手工芸品職人さん、

伝統芸能に携わる人々を一堂に集めて

一週間に渡るフェアが開催されました。


こんな機会はなかなかないので、

私もその週は3回、そのフェアに足を運びました。


パキスタンは4つの州と一つの連邦直轄地区に分かれていますが

フェア会場では、その各地域ごとにエリアが分けられ

それぞれの地域の特産品のブースがずらりと並んでいました。


会場を歩いていてとても印象的だったのは

このおばあさん👇

片手でCharkaという糸車を回しながら糸を紡いでいました。

糸車の向こう側に置かれているのが、

こうして紡いだ糸を使って織り上げた織物でした。

この時は、羊毛を紡いでいると話してくれました。

今回、この会場で私が購入したものの一つに

このようなをCharkaを使った手紬の糸を織って仕上げた布地がありました。


それを知るきっかけとなったのは、

布地が沢山置かれたブースのところに

とても真剣に布を見ていたパキスタンの紳士がいたことでした。

男性が布を吟味する姿が私には新鮮だったので、

どうしてその布を眺めているのかということと、

何を作るために見ているのかをきいてみました。


すると、それがKamaliaという

布の生産で有名な街の生地であること。

そして、彼が見せてもらっていた生地が

手紡ぎ、手織りのKhaddarという綿生地であることがわかりました。

帰宅して調べてみると

このKhaddar、別名Khadiとも呼ばれる布は、

1918年のインド亜大陸の自由闘争時に

あのマハトマ・ガンジーによって創造された

手紡ぎの天然繊維布だとわかりました。


インドには、ガンジーの時代以前には

歴史的にも、シルクロードを通じて

東西に良質な綿生地を供給していた時代があったようです。


けれども、イギリスの植民地支配下にある間に

インドの安い綿は原材料という形でイギリスに輸出されるようになり

イギリスでその綿が生地に製品化される流れが出来たようです。

そうして、イギリスで布になったインド綿が、

インドに高値で逆輸入されるという

インドの綿産業にとって、不利な時代が始まり

インドの綿生地産業が廃れてしまったようなのです。

けれども、そうした輸入品から独立し

インドの人々が貧困から立ち上がる策として

ガンジーは上のおばあさんが使っているようなCharkaを使って

糸を紡ぎ、布を作り、それを身に纏うという運動を推進したのでした。

一時は、インドの国旗にもこの糸車の絵が描かれていたようです。

ここでちょっと補足説明。

こうして「インド」のことを書いていますが

その当時はまだパキスタンも「インド」の一部であり

パキスタンという独立した国になったのは1947年です。

なので、こうしたKhaddar生産運動の名残りが

現パキスタンに残っているのだと理解できます。

そんな深い歴史的意味合いがあるというKhaddar、

今では手織りだけではなく

機械織りのより薄手のものも生産されています。

そして、Khaddarは、

こちらでは主に冬場のお洋服に使わる生地のようです。

私が見ている感じでは

男性は白や色無地のKhaddarを着用していて

女性服としてKhaddarを使用する時には

生地に刺繍やレース、リボンの装飾が施されているようです。


出会った紳士が布を吟味する姿に魅かれて

私も上の写真にあるナチュラルカラーの手紬手織りのKhaddarを購入し

シャツを仕立ててみました。

少し厚手ではありますが、

それなりにあたたかくて

確かにこちらの肌寒い季節に合った生地だと感じます。

さて、再度フェアに話を戻します。

フェアの会場のあちこちでは、

パキスタン各地域の踊りも披露されており

夜には日替わりで

各地域の音楽やダンスのステージパフォーマンスが企画されていました。

残念ながら、私自身は夜のステージを見にいく機会を作れませんでしたが

日中、会場のところどころで披露されていたダンスを見ることが出来ました。

もっとも、すべて男性の踊りばかりでしたが。。。

👇こんな感じでした

映像では上手く撮ることが出来なかったのですが、

踊る人々の輪の中の花形は太鼓を叩く人のようで

時々猛烈に太鼓を叩きながら、

クルクルクルクル激しく回って

まるで異次元の世界に行ってしまうかのような

ソロパフォーマンスを見せていました。

この二つのダンス以外に

チンドン屋さん風の面白い動きをするおじさんダンスもありました。

長い棒の上に壺のようなものをのせて、

こちらにどんどん近づいてきて、技をアピールしながら

おひねりのお金をねだっているようでした。

それぞれのダンスは、各州を代表する踊りだったようですが、、、

どのダンスがどの州のものだったのか

ちゃんと確認していなくて。。。💦

手工芸品コーナーの所々では

それぞれの工芸品作成の技法デモンストレーションもありました。

弓を使った色ぬり

ブロックプリント用の木のブロックの彫刻職人さん

布にブロックプリントをする職人さん。

こうしたショールに、更に沢山の小さな丸い鏡を縫い付けて仕上るショールもありました。そうしたショールは、昔の王国の貴族が身に纏っていたそうです。

手足を上手に駆使してショールを織る女の子。

掘りごたつの様に地面に穴を掘って、足で機織り機を操作出来るスペースが作られていました。

この後ろのショールの色合いといい、

織っている姿があまりにも絵になるから、パシャリ📷

最後に。。。

こうしたフェアに出ている食べ物の出店には

ハンバーガー屋さんも沢山あるのですが

ちょっと珍しそうな食べ物の出店の一部を撮ってみました。

興味深かったのは、さつまいもとレモンのスタンドでしたが。。。

後で戻って食べてみるつもりが忘れてしまいました💦

ここで初めて出会ったのはピンク色をしたカシミールティー。

別名ヌンティー、もしくはピンクティーでした。

こちらは、カシミール地方のお茶で

茶葉には紅茶ではなくグリーンティーを使うそうです。

お茶を作る工程の途中のタイミングで

塩(ヌン)と少しのベーキングソーダ(重曹)

そして冷水を加えることによってピンク色を引き出すようです。

仕上げには、普通のチャイと同じくミルクと

お好みで砂糖を加えるようです。

ピンクティーがチャイと違うのは、

その色と茶葉だけではなく

最後にドライナッツを砕いたもの(ピスタチオ、アーモンド等)を

お茶に振りかけてサーブすることのようです。

このカシミールティーだけではなく

本当に美味しいチャイ作りには

様々な工夫がされているようです。

長い時間をかけて茶葉を煮詰めることや

新鮮な牛乳や水牛のミルクなど、ミルクにもこだわったり

白砂糖ではなく、黒砂糖を使ったり

カルダモンなどのスパイスを茶葉と似たり

チャイ道は、それはそれで探求したら面白そうです。

ちなみに、お願いする容器によって値段は違うのですが

せっかくなので使い捨てカップではなく焼き物カップを選んでみました。

このカップは、そのまま持ち帰ることが出来ました。

パキスタンの寒い季節

ほんのり甘いチャイが生活に欠かせないことを

しみじみと肌で感じる今日この頃です。

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