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アプリで👀ボランティア

前回、「誰かの目になる」という文章で

”Be My Eyes”というアプリをご紹介しました👇

その時は

まだアプリを使ったボランティアは未経験でしたが

あれから一週間強

とうとう私にとっての「初コール」受信に成功しました✨

流れは、以下のような感じでした。

”Be My Eyes”のアプリからのコールが届いたことが

携帯画面に表示されます。

そのお知らせボタンを押すと

援助を必要としている方側の映像が画面に映されます。

その段階には、すでにスピーカーフォン状態での通話が始まっています。

(こちら側の映像が相手側に、カメラを通して映し出されることはなさそうでした。)

「今から5~10分ほどお時間をいただいてもいいですか?」という問いに

「はい。大丈夫ですよ。」

そこで私が受けたのは

「30行ほどの記事を読み上げて欲しい」という内容の依頼でした。

相手の方が

携帯画面を動かしながら

記事を映して下さる形で

私のお手伝いは進んでいきました。

最初は、こちらが読み上げてる箇所と

あちらの画面位置やスピードが合わず

口頭での微調整が必要でした。

けれども、すぐにお互いの呼吸が合うようになり

無事にお手伝いを終えることが出来ました。

私が一番ハラハラしたのは、

記事の中に出てくる数々の人名でした。

お名前の漢字には、幾通りもの読みがある場合があるので

そこを間違わずに伝えられるかが、ドキドキでした。

本当に短時間のお手伝いではありましたが

ビデオコールが終わった後は

何とも清々しい幸せな気持ちになりました。

ただこの携帯アプリが存在することで

その時に自分が居る場所から

「小さな援助」を必要としている見知らぬ人の目になることが出来る。

そして、その「小さな援助」を必要としている人も

気軽にヘルプを求めることが出来る。

なんとも素敵なことだと思いました。

そして、この初体験は、瞬時に

英語教室をしていた時に感じていた

コミュニケーションで重要な数々の要素を

思い出させてくれました。

アプリを通しての

たった一度きりの「通りすがりの関係」であるかもしれません。

それでも、その一回が

より豊かな体験になるための

コミュニケーションの在り方。

そのコミュニケーションの中には

沢山の要素が含まれているのです。

例えば

声の大きさとトーン

言葉選び

話すスピード

相手の要望を聴き取る力

相手の置かれた状況を理解しようとする力

相手が必要としている情報を理解する力

そして、人間として気持ち良いと感じる接し方

画面を通しての短い時間でしたが

コミュニケーションを形成するこうした要素について

意識的に考えさせられる時間でもありました。

私達の生活周りでのAIの導入が目まぐるしく進んでいるようですが

私達が生きている限り

生身の人間同志のコミュニケーションは続くわけです。

どんな時代であっても

そうした生の肌のぬくもりを感じるような

ライブのコミュニケーション力を磨き続けたいと感じた体験でした。

以上、「アプリで👀ボランティア」体験報告でした😊