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自由の身に😊?

今日、5月16日は、帰国後14日目。

自主隔離最終日です。

14日間というのは、想像以上に長く

お天気の良い日には、

窓の外を眺めながら

お散歩に行きたい衝動にかられることもありました。

けれども、コロナ禍になってからの一年強、

日本でもパキスタンでも

極力外出を控える生活が当たり前になっていたので、

隔離生活自体が、

もはやそう大きく非日常ではなくなっていたことは

ありがたいことでした。

パキスタンの日常生活の延長で、

日本でも変わらず

私はほぼ毎日フラメンコの練習をしていました。

ステップを踏む前に体をほぐし

ストレッチと筋トレをしてから

駐車場に移動して、靴を履いて踊る。

コロナ禍になってから

一人で過ごす時間が多くなりましたが、

そんな時でも、自分の身体と向き合い

好きなフラメンコを練習する時間と空間を与えられていることが

私にとっては本当に大きな精神安定剤になっています。

今回の一時帰国をきっかけに

私のパキスタン渡航後のダンス💃修行について

とても大切な気づきがありました。

これについては、書き出すと長くなりそうなので、

そのことについては、改めて記すことにしますね。

少し脱線してしまいましたが、

もう一度帰国後の自主隔離生活に話を戻して。。。

この14日間は、毎朝11時に、

厚生労働省からの健康状態確認メールが届き

そこにあるアンケートに回答してきました。👇

それも、今日でおしまいです。

こちらは、毎朝同じ時刻に来るので

規則正しい一つの日課となっていました。

一方で、厚生労働省からのメール以外に

もう一つ毎日継続して行っていたことがあります。

それは、到着時に成田でインストールさせられた

”Overseas Entrants Locator”という所在地確認アプリに応答することでした。

こちらは、ちょっとしたスリルを伴う

「モグラたたき」ゲームのようでした。


ただこのアプリ、

(あれこれ確認してみたのですが)

何故か通知音も、バイブレーションも無く

抜き打ちで以下のメッセージ👇が突然携帯の画面に出現するというもので

お知らせ音が無い点が、とても厄介でした。

つまり、この2週間、毎日、

午前10時くらいから遅い日は夜9時半くらいまでの間の

異なる時刻に、一日当たり1回~3回の頻度で

スーッと幽霊のように👆のメッセージが画面に現れるようになっていたのです。

(と書いている横で、メッセージが画面に現れました(笑))


この通知が出たら、すぐにアプリを開いて

そこに出てくる「今ここ」というボタンを押すように指示されます。

この、「今ここ」を押す作業が、

その日に退治すべき「モグラ」を射止めるような

ちょっとした「モグラたたき」ゲーム感覚だったというわけです。

スマホをいじっている時に通知が来る分には

すぐに対応できるので問題が無かったのですが、

このメッセージ、全くランダムな時刻に音もなく現れるので、

スマホを使っていない時でも

定期的にスマホの画面を確認し続けないと

「今ここ」通知を逃す可能性があり、

この14日間は

必要以上にスマホに囚われて

「今ここ」を確認していました。



そうして2週間が経過し、

お陰様でこの14日間

夫婦共に無症状で元気に生活出来たので

いよいよ明日からは、

「自由の身」となり、

様々な雑事をこなすことが出来ます✨


とは言っても、国内のコロナ感染者数の急激な増加

変異株の拡散による重症患者数の増大が心配される中、

行動の自由を手に入れても、

必要最低限の活動で済ませることになりそうです。


この隔離中、アメリカではワクチン接種完了者は

公共交通機関を使っての移動など以外は

室内外いずれでもマスクをしなくて良いという発表があったことを

ニュースを通じて知りました。


未だ国民のワクチン接種がなかなか進まない日本では

そのような日常を手に入れるまで

まだしばらく辛抱の日々が続きそうですね。


けれども、一時期は本当に悲惨な状況に陥っていたアメリカが

政権交代以降の数か月でワクチンの普及に力を入れ

状況を好転することが出来た例を見ると

まだワクチンの広範囲での普及に至らない国にあっても、

未来に明るい光が灯ったようで

希望が見えたように感じています。


接種できるワクチンの種類により効果の度合いは違うようですが

ものによっては、変異株にも有効であったり

感染しても重症化を防ぐことが出来たり

より低年齢の12歳までのこども達も接種の対象になってきたり

例え自らが感染者となっても、

他者に感染させる可能性が低くなったり

様々な良い研究成果が出ているようで、嬉しくなります。


私が今暮らしているパキスタンでは、

主に中国産とロシア産のワクチンが手に入るようですが、

最近アストラゼネカ社のワクチンも入ってきたようです。

(ワクチンの有効性という意味では、

議論の余地があるのでしょうけれども)

ワクチン接種可能な人の対象年齢も、

私が出発する頃には、40歳代まで下がっていて

最近では、パキスタン在住の外国人に対してもワクチン提供が始まってるようです。

そういった意味では、現段階では

パキスタンの方が日本よりも、

より幅広い年齢層の人々へのワクチン接種機会が提供されています。

私自身がこの先、どこでワクチンを受けられるのか

受けられないのかは、未だわかりませんが

今は、とにかく、

日本と世界中の人々が、出来るだけ早くワクチンを接種できるようにと祈ります。

もちろん、副作用やワクチン製造会社による効力の差等

懸念材料は沢山あるのでしょうけれど。。。

重症化しやすい変異株が猛威を奮う今は

議論をしている余地が無いほど

私達は一刻を争う非常事態に置かれているのだと思うのです。

例えコロナに感染してしまっても

一人でも多くの人々の重症化を予防する策をとることが

最優先だと思うのです。

何よりも、人の命を最優先に考えた対策が各地で実現されることを

心から願ってやみません。

そして、また近い将来、各国の人々が

お互いの国を自由に行き来出来るほど

全世界でのパンデミックが収束する日を切望します。


兎にも角にも、アメリカの事例を耳にしながら、

ともすると終わりが見えないと感じていたパンデミックに

光が差してきたことに、私自身は大きな希望をいただいています。


とは言いつつ、まずは目の前の現実と真摯に向き合って

引き続き感染予防に努めなくてはなりませんね。


ウイルスの変異種は、今までと同じような対策をとっていても

今まで以上に感染力が強いもののようですから、

引き続き、気を引き締めていきましょう。


という風に、

日本滞在期間の半分以上が自主隔離で過ぎ

ようやく「自由の身」になりますが

大きく「羽を伸ばす」ということにはなりそうにないですね。

けれども、せめて大好きな公園や

お気に入りの近所の森で、胸いっぱいの空気を吸いながら

ゆっくりとお散歩する時間を持ちたいと思っています。

そして、出発前に「紫陽花が見られたらいいな~」と願っているところです。


最後に。。。

この14日間の自主隔離中も、

Stay homeながら、嬉しいことがいくつもあったのですが、

その中でも、一番心に残ったのは。。。

私がパキスタンに旅立ってから

なぜかイタリアンの料理本片手に

様々なレシピにチャレンジしていたという

息子の手料理を振舞ってもらったことでした😊

一食は、あさりがたっぷり入った、スパゲティボンゴレ✨

そして、もう一食は、私自身にとっては人生初の「カチャトーラ」というお料理。

いうなれば、イタリア風肉じゃがでした。

一緒に暮らしていた時には、

想像もしなかったようなお料理が目の前に現れて

胃も心も大満足でした♡

そして、「外食が出来ないStay homeもまんざらではないな~」と

ご機嫌な時を過ごしたのでした😊